●エンセファリトゾーン(略:EZ)
概 要
エンセファリトゾーン(略:EZ)と確定診断するのは生前では出来ないそうです。
原因は「原虫:単細胞の寄生虫」よるそうです。
エンセファリトゾーン症は主に中枢神経障害を起こすそうです。斜頚もその一つ。
その寄生虫は脳と腎臓で繁殖しウサギが免疫反応を起こし(寄生虫と戦う)結果、
神経組織が傷つけられて発病すると考えらるそうです。
有効治療としてフェンベンダゾールによる駆虫。
(抗菌剤では駆虫出来ない、フェンベンダゾールは細菌には効かない?。)
血液検査は海外に検査を依頼するそうです。
実態感染数は不明ですが、
動物病院に来る7割が感染していると言う説を唱えている方がいます。
斜頚の場合
原因をエンセファリトゾーンかパスツレラか判断する基準はなさそう。
やはり獣医さんの経験と学習。
予 防
フェンベンダゾールによる駆虫。
先日エンセファリトゾーン研究会にアンケートを出した回答です。
平成15年2月19日(受取)
昨年、ある研究機関の協力を得て抗体検査を実施したところ、
斜頚の子90%以上が陽性でした。
また、当院外来で、健康に見える子の60%以上が陽性でした。(保菌者?)
このことからEZはすでに蔓延しているという確信を持っています。
ただし、発症する個体はきわめてまれのように感じています。
今年は検査センターから早く検査開始の知らせが来ることを願っています。
・・アメリカで交渉中との情報は得ています。
貴重なコメントもありがとうございました。
昨年の学会発表以来問い合わせも多く、獣医の間でも認識が
深まっていくことを期待しています。
では。何かご質問がございましたら、BBSのほうにお願いします。
詳しくはエンセファリトゾーン研究会へどうぞ。
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