●ラビットオーナーカンファレンス

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SRC五周年記念のラビットオーナーカンファレンス(ROC)が8月29日中央動物専門学校で
「うさぎの臨床検査」斉藤久美子先生
「ウサギの食事と生活の大切なポイント」戸崎和成先生
の講演がありました。

改めて「うさぎ」の習性や生体のメカニズムを確認しました。
●ウサギは、食事をする事により腸内環境がバランス良く保たれる。
●ガスが起こる原因として、
  1)閉塞でガスが詰まる(腸内で毛球や食べたカーペットやペットシーツが詰まる)
  2)腸内環境が悪くなりガスが溜まる。半日、食べなくなると胃腸の活動が止まる。
    人間と違いガスが体内から出ないメカニズム。
   (不正交合、毛球症)
  早目の診察。治療が必要。軟式テニスボールの様な感触。
●ウサギさんはPhが高い動物。ヨーグルトの乳酸菌は生きて腸まで届かない。
●毛球症にパパイヤタブレット、パイナップル酵素は効果が無い、サプリメント的意味合いで
 使用する事が良さそう。
●日頃からウンチのなかを良くみてお腹の状態を推測する。(毛球症)


SRCの第18回ラビットオーナーカンファレンス(ROC)が6月19日26日にありました。
テーマは「うさぎの中毒について」斉藤先生のお話でした。
ちょっと難しいテーマのようでした。
●中毒
摂取して身体に異常が出ること。
「急性中毒症」「慢性中毒症」が有るようです。
アボガド・・・・・・・・・・・呼吸困難
ネギ(たまねぎ)・・・・・貧血
チョコレート・・・・・・・・心不全
鉛・・・・・・・・・・・・・・・・神経異常(痙攣)
カーテンの重りとして使用してい物を食べたうさぎさんがいた様です。
(体内からは出せ無いそうです)
以上、食べ物などでの症状が有るそうです。
ただ、鉛以外は個体差が有る事、大量に摂取すれば中毒を起こす可能性がある。
●犬猫用のノミとりはうさぎには使わない方が良さそうです。
●うさぎ用の薬はやはり認可されたものは無く、人間犬猫牛豚などのを状況や文献などから
判断して使用しているそうです。


SRCの第17回ラビットオーナーカンファレンス(ROC)が3月6日13日にありました。
テーマは「うさぎの皮膚病気について」鶴岡先生のお話でした。
●皮膚病の種類について

糸状菌皮膚炎:カビ
湿性皮膚炎:唾液、オシッコ
不正咬合などによる唾液が顎の下やお腹について毛が抜ける。
下半身不髄によりオシッコが濡れて

ダニ皮膚炎:爪ダニ・耳ダニなど
●母親からの遺伝的要素が強い、ストレスなどで発病する。
 気長な治療が必要。
●予防・注意
多くのウサギさんが家飼いなので通年、発病がある。
ブラッシングで血行をよくする。
フケが多く出たら病院に連れて行く。
シャンプーをする。但し良く乾燥させる事。そうしないと
湿性皮膚炎が起こる可能性が強い。
自信がない人は止めたほうが良い。
角質溶解シャンプー保湿シャンプーなどによりおこなう。


SRCの第16回ラビットオーナーカンファレンス(ROC)が12月6日13日にありました。
テーマは「うさぎの生殖器の病気の治療と予防」でした。
話しの内容は
●性病「梅毒」について

発病経路
現状ペットとして飼われているうさぎさんの多くは母子感染から伝染し発病するそうです。
症状
鼻が赤くただれるたり、陰部のはれ、瞼などにもその症状が出て解る。
治療
クロマイを投与、症状の程度に差はあるが三週間の投与を一区切りとしているようですが、万が一の時は良く相談してください。治る病気と捉えているようです。
予防
陰性のうさぎさんからの繁殖したうさぎさんを購入する。

●子宮の病気について

病気の種類
子宮腺癌、子宮腺腫(良性)、子宮肉腫、子宮筋腫、子宮水腫(まれ)があるそうです。
症状
血尿などがでて子宮の異常が想定される。
貧血による手足の麻痺も起こる。

治療
最終的には摘出手術しかないが、うさぎさんの発病年齢も考慮する。
予防
ペットとして繁殖をしないならば、早期摘出した方が発病のリスクは無い。
長寿うさぎの会での10歳以上の性別を以前、聞いた所オスしかいないと回答があったそうです。


SRCの第15回ラビットオーナーカンファレンス(ROC)が6月21・28日に行われました。
テーマは、「歯の病気と治療と予防」でした。
良く聞く名前「不正交合」歯をカットしている飼主さんも居られると思いますが
改めてその原因や予防についてお話がありました。

お話の後、参加者の意見交換や質問、我が子自慢?などがあり4時間ほどで終了しました。


歯の特性
1:見えにくい
2:伸びる
 (切歯は1周間で2ミリ臼歯は1ヶ月で1ミリ程度)
 (歯茎としっかり固定されていない。)
3:犬歯はない
4:切歯は6本臼歯は22本(上12本下10本)

不正交合
切歯の場合
噛み合わせが出来なくなる。
2〜6週間で切断。
(不正交合による定期的(1ヶ月に1回)、麻酔使用は肝臓への負担が大きいそうです)
臼歯の場合
上下歯の尖った部分が頬や舌に当たり炎症を引き起こす。

不正交合の原因
<切 歯>の場合
1:ゲージを噛む癖 
2:顔面の強打(高い所から落ちる・壁に激突など)
3:先天異常(まれなケース)


<切 歯>の症状
1:下の歯が上の歯より出てしまう。
2:ゲージを噛む癖で左右どちらかに曲がる。
  給水ボトルの先端を噛む癖が出ても起こるようです。


<臼 歯>の症状
1:口をクチャクチャする。
2:食べなくなる
3:唾液が出る。
4:急に痛くなる
(食事中は頬や舌に当たらない様に注意しているらしいが、他の行動時に当たって痛くなると判断する獣医さん)

不正交合の結果
歯周病・歯根膿瘍(目が腫れる・顎が腫れる)・皮膚炎(ヨダレから)・涙目が起きる。
下顎の膿瘍は治らない事が多い。


予防・対処
●牧草を主食としペレットはおやつと考える。
(牧草は毛球症予防にも良いと思います。)

●硬くて大きいペレットは食べさせない。(ソフトタイプの方がベター)
(上下で潰す行為で歯が傾く可能性がでる。)

●ゲージを噛む癖を止めさせる。
(躾で止めさせたり、ゲージを交換する長い目で見れば治療費と比べ安い。)

その他
■不正交合になりやすいウサギは小型種に多いそうです。
■小型化により顎は小さくなるが歯はそんなには、小さくならない。
■予防することで不正交合を無くしたいとS先生は思っている。

以上、概略です。
予防や躾で防げるならウサギさんと一緒に試して見ては如何でしょうか。
但し、全てのウサギさんに当てはまるとは限りませんので・・・・ご了承下さい。


SRCの第14回ラビットオーナーカンファレンス(ROC)が3月29日4月5日にありました。
テーマは「躾」でした。
人間との共同生活で必要な躾。
衣食住と繁殖(性格)からの話がありました。



ブラッシングをさせる躾が必要。
特にお腹の方手でも良い。
グルーミングで毛を飲み込んで毛球症を防ぐ為にも必要。



躾を覚えさせる為食べ物で覚えさせたり、出来た時のご褒美として効果的。
いつも美味しい物を上げていると効果が無い。



トイレの躾。
隠れる事が出きる様にするとトイレを覚える。
捕食される性格の為他から見えない必要がある。
ウサギの視線は水平方向が主だそうです。
視線をふさぐ事その為に二辺や三辺に壁を作る。


繁殖:性格
自分が生き延びる・子孫を残す事が基本的な考え方。
メスは一年中交尾が可能な為縄張り意識が強い。
上下関係をはっきり覚えさせる。
うさぎは自分が一番上だと思う性格だそうです。
抱っこする時はゲージの有る縄張りから離し、違う場所で行う。
暴れても離さない事が必要、人間の方が強いと覚えさせる。
抱っこはもともと嫌いな行為なので暴れて抵抗するそうです。
その時離すとそれを覚えて繰り返し暴れて人間をしつける。(なかなか利口である)。
まれに指など噛まれた時に騒ぐと面白がってやろうとするので騒がない事。

性格により「覚える子・覚えにくい子」がいますので根気良く躾てください。
病気(斜頚で寝たきり)後人間に頼る事があり抱っこをさせてくれる事があります。

うさぎを飼う時期として
獣医の立場から、離乳が終わる8週目以降で飼って欲しいそうです。
母ウサギからの情報伝達が終わってからが望ましいとの事。


首根っこを掴む方法
ウサギをおとなしくさせる方法です。
手の中一杯に皮を掴んで、お尻に手を添えてください。



以上が概要です。
上手く躾て抱っこやトイレを覚えさせて仲良く暮らしましょう。
また病気で薬を飲ませる為にも躾は必要となります。