柴田大知騎手「前走は、少頭数でスムーズに先手を取れて良いペースで運べて、正直、うまくいった、という面はありました。それが、今日は2番手から抜け出す理想的な競馬。勝馬は強かったものの、こちらも終いまできっちり伸びてくれましたし、評価できる内容でした。体調が良く、それも結果につながっているのだと思います」

粕谷調教師「気温が上がってきたことで状態が上向いています。ここ2戦の内容、結果から、もう本物でしょう。この後は、レース後の状態をよくみて今後の予定を検討するつもりです」

柴田大知騎手「行く馬がいなかったので、今日は思い切ってハナへ。後ろから突かれた方がいいタイプで、迫られるたびに前へ出ようとしていました。また、最後までしっかり踏ん張った走りからも現状は芝の方がよさそうですね。力はこのクラスでも通用するのですが、もまれると良いパフォーマンスができない場合もある馬です。少頭数の競馬もよかったと思います」

粕谷調教師「今日はうまく競馬できました。一瞬、勝てるのでは、と思わせるほど見せ場十分な内容だったと思います。状態は安定して良いので、レース後、特に問題なければまた同じような条件を使って行くつもりです」

柴田大知騎手「重い馬場は問題なかったのですが、小回りのこの距離はこの馬にはちょっといそがしかったようです。道中、見た目ほど余裕がない走りで脚がたまっている感じがありませんでした。その分、直線も伸び切れませんでしたね。2000mくらいはあったほうがいいでしょう」

粕谷調教師「時計がかかるこの条件はあうと思ったのですが。次走は、騎手も言っていたように2000m以上を使いたいと思います。この後の予定は、美浦へ戻った状態次第です。基本、続戦を考えていますが、疲れが出るようでしたら鉾田へ出してひといきいれます」

2025年2月2日(日)  

柴田大知騎手「前走を使ったことで明らかに良くなっていましたね。脚があがった前回と違って、最後までしっかり伸びてくれました。一度かわされてからも差し返そうとしましたし、評価できると思います。とはいえ、まだ3コーナーあたりでペースが上がると遅れがちになって促す必要がありました。このあたり、まだ中身を含めて本物ではないのでしょう。こうやってレースを使っていくうちにさらに状態は上がってくるはずですので、次走以降、また楽しみです。脚元も気になりませんね」

粕谷調教師「東京の瞬発力勝負は得意ではないと思いますが、その中で頑張ってくれました。騎手も言っていたとおり、次につながる内容だと言えるでしょう。脚元の状態を含めて、レースの後のコンディションをよく確認したうえで、今後について検討していきます。問題なければまた使っていきたいと考えています」

柴田大知騎手「稽古で乗せてもらってこのクラスでやれそうな能力を感じていました。脚元の違和感については事前にきいていて、たしかに何かあることはあるのですが、許容範囲内のレベルですね。スタートしてから道中、すごくスムーズに運べて勝負どころでの反応も良く前に取り付けましたので、これならやれる、と思ったものの最後は脚が鈍ってしまいました。ちょっと体に余裕があった分だと思います」

粕谷調教師「ここまでの体重増は予想外でした。短いとはいえ輸送もありますし、もう少し絞れている感触だったのですが。ここを使って良くなると思います。脚元さえ問題なければそこまで間隔をあけずに使っていきたいと考えています」