4.文字型取り 切り抜き

材料がそろったところでいよいよ本格的な幕の作製です。
2の文字サイズイメージで採用になった紙がそのまま型取りの用紙となります。この紙を次の工程で文字にします。

1 文字の切り抜き
2 切り抜いた文字をフェルト裏面に型取りする
3 型取ったフェルト文字を切り抜く

当初このHPで紹介した時は下の表の右側の方法でした。
ここがある意味一番面倒だったのですが、2006年に幕を作りながら、ここを省力化する方法を思いつきました。
私自身はその後は下の表の左側に紹介した方法で作っています。

このページを参考に作られる場合、左側の方法をお勧めします。

最近開発した方法(こっちの方が楽です)
(2007年に作ったピースキーパー幕の例)
昔の方法(最初にこのページを作った時はこの方法でした)
特別な事情がない限り、新しい方法の方が良いと思います。
1 文字の切り抜き 1 文字の切り抜き
文字を大雑把に切り出します。昔の方法(→)みたいにしっかり切り抜く必要はありません。 文字を輪郭に沿って、カッターで切り抜きます。
下にカッターボードがあると作業ははかどります。
パーツがいくつかに分かれる文字(例えば写真の座とか)
裏側にどの文字のどの部分か書いておきます。
書き忘れるとあとで分らなくなりますので注意。
2 切り抜いた文字をフェルト裏面に型取りする 2 切り抜いた文字をフェルト裏面に型取りする
切り抜いた文字の表に直接スティック糊をつけて 切り抜いた文字は文字色のフェルトのウラの方眼紙上に型取りをします。
このとき、必ず文字を裏返しにして(白い面を上にして)型取ること。文字をかたどるときは動いてしまうので、写真のように画鋲で軽く止めて鉛筆で輪郭をなぞります。
この辺りの作業は幕の出来に影響が出る操作ですが、それほど神経質にやらなくても大丈夫です。どうやっても多少はズレますが実際に出来上がるとここでのズレはそれほど気にならないものです(笑)
いきなりフェルトのウラに貼り付けます。

面倒な型取りがないのでメチャクチャ楽ですよ〜
Peace Keeper
の文字を型取り後。
前の方法より多少無駄は多くなるのですが、やっぱり楽です。
“マイネルガルニエ”の文字の型取り後。
(実はあとでルの字が1つ足りないことに気がつくのですが…)
節約のため複数の文字を入り組ませて書いています。
これも大きなフェルトだから出来ることで、小さい切り売りフェルトではこうは行きません(笑)
War and Peace
の文字
“オペラ座の快速馬”の方。
こちらは文字が小さいのでコンパクトです。
でも文字が小さい方が作りにくいのも事実です。
3 型取ったフェルト文字を切り抜く

切り抜くところはどっちの方法も一緒です。


型取りが終ったら、はさみで文字を切り出します。
フェルト自体は簡単に切れますので作業は簡単です。
ただ、小さい部分穴を切り抜くとき(例えば馬の文字の上の部分とか…)
はカッターで切り込みを入れて、そこから小さめのはさみを入れます。
糸切りはさみがあるとこういう所はやりやすいですよ。


この作業、結構手が疲れます。
でもここまで来たらもう70%完成!あと少しですよ!


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