6 恋人たち
裸の男女が両脇に立ち、その後ろには、それぞれ、炎の葉の木とヘビが幹に
絡み付いている果実のなる木。
そして、2人の頭上には、雲の上に大きく天使の上半身。天使の後ろには、
後光とも太陽とも見える象徴が描かれています。
2人は、何も身に付けない、無防備な状態で立っています。つまり、何も
飾らない、ありのままの自分をさらけ出しているのです。
私たちは、相手の期待に応えるためや見栄を張るため、その他様々な理由
から、本来の自分とはかけ離れた自分を演じてしまったりします。
また、無意識に、相手に自分自身や自分の欲望を映し出したり、見ようと
したりもしています。
ありのままの自分を出すことや相手を相手のまま見ること。それは、案外
難しいことですよね。
2人の背後に描かれている木は、アダムとイヴの住む楽園にある知恵の木
と生命の木だと言います。つまり、2人がいる場所は、天使が見守る地上で
あり、同時に楽園でもあるということではないでしょうか。
地上は既に、勇気や努力なしに、安心して、ありのままでいることが
できる場所なのかもしれません。
そして、天使の後ろの光。全ては光のもと、既に明らかである(ありの
ままである)、ということなのかもしれません。
「6」はよく、六芒星で表されます。上下を逆にした2つの三角形を
重ねた形。今まで別々だった2極のものを統合します。
「6」はまた、ハートの数でもあります。それは、ハートにある自分の
真実に従うことやどんなことも無条件に受け入れることができるハート
そのものを表しています。
「6」は、戦争を生むエネルギーでもあります。
それは、真実は一つだ、という思い込みから生じるのではないでしょうか?
互いが信じる正義(真実)が、変えることのできない絶対的なものである
という思い込み、そして、そこから主張しあうことで衝突が起こる。
真実は一つではない、と言います。一つの出来事には、いくつもの真実が
あります。正義もまた一つではありませんから、(一つであると思っている
限り)内や外で戦いが生まれるのも無理のないことなのかもしれません。
それぞれが、それぞれの真実を大切にすること。それは、本来、衝突を
生むものではないはずです。
また、別の真実もあるということを知る時、「6」のもう一つの意味でも
ある「調和」を生み出す方法が見つかるのではないでしょうか。
(-.・)v〜 ぴゅるぴゅる 〜v(・.-)
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愛している とか言ってみる
Yes か No かは あなた次第
私があなたで あなたが私
境界線は あやふやで
進む方向も分からない
決定権は 私にも
そして もちろん あなたにも
なくはないけど ありもしない
たった一つだけ抜け道が
あると言えば あるけれど
それを見つける目と耳が
あなたにもあって わたしにもない